トーマの休日 ~Toman Holiday~

映画&音楽を中心に

1982年06月16日に放映された、あるCM

 

皆さんは、35年前にテレビで流れていた、このCMを覚えているのだろうか?若い方には分からないだろうが…

 

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超高速なネタバラしをすると、このCMは35年前の映像作品ではなく、正真正銘"今年2017年"のH&M秋シーズンのキャンペーン映像である。今書いていて何を言っているか分からないほどファッションについては疎いのだが、CMを観てみていかがだったろうか?

ご覧の通り、80年代に実際に流れていたのじゃないかなと思わせるレトロ風味のCMだ。今巷で再見参しているあのダンシングヒーローの"バブリー"な時代とは違った古さが味わえる。

そんな古く"汚した"CM映像の中で、ナオミキャンベルらモデルたちが歌って踊るBGMが何とも粋だ。それがWham!による1982年06月16日に発表されたファンキーでヒップなナンバー、『Wham Rap! (Enjoy What You Do)』である。

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ナイルロジャースばりのカッティングギターの上にシュガーギャングヒルのようにラップをかまし…って、もうRappper's Delightのリスペクトオマージュ曲ではないか!実際Wham Rapの歌詞にはGood Timeという文字があり、ジョージはネラって作ったんじゃないかなと推測してしまう。そういうつもりではなかったとしても、ジョージのこの良い声。癖のあるシャウトも透き通るコーラスもお手の物。

今、両曲とも聴き直してみるとソウルトレインなR&Bも、それらをループさせて詞を乗せたHip Hopもお互いに影響を与えて形を少しずつ変えながら共に成長していっているんだなと思った。ディスコなChicがヒットし、それのレコードを元にできたRapper's Delight。そんなFreshなRapを参考にし、ジョージが繋いだWham Rap!。R&B、Hip Hopが相互に刺激し合っていた様を感じることができる。それは今も不変な事象で起こっているのだ。

 

昨年の12月25日…まさしくLast Christmasに惜しくも亡くなったジョージマイケルをトリビュートするかのように、この曲が起用されてスポットライトが当てられたのは素晴らしいことだと思う。彼も"熱い"SOULシンガーの一人だったことを思い出させてくれる。よって、胸踊るこの曲が使われたこのH&MのCMは私の中で今年印象に残ったCMの一つになった。

 

 

 

 

 

詳しくは、こちらの記事より。文中の"バブリー"で思い出したのだが、最近始まったApple Musicで展開されている小沢健二×満島ひかりによる"ラブリー"を思い出した。東京の夜景を背に、スマホで作ったブギーバックな打ち込みビートと、あのリフを控えめにして奏でるアコギ。そしてこんな素敵な二人のデュエット……ぅーん、おったまげー!!

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