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【速報】 PartyNextDoor、新作EPをサプライズ発表!

 

 

 

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PARTYNEXTDOORさん(@partynextdoor) • Instagram写真と動画

本日(2017/09/29 金曜日)、日付跨ったタイミングでPartyNextDoor氏の新作Extended Play 『Seven Days』が発表された。日本時間では恐らく今日の正午にリリースされたと思われる。Instagramにて1週間ほど前から告知はあり本来の意味であるサプライズリリースではないが、遂に新譜が到着した。

彼は今年に入ってからレーベル主のDrake先輩のように新作を連発している。まず2014年作『Colours』の続編である4曲入りEP『Colours 2』を6月の頭に発表。それから、"Break Me Down", "Put It On Silent", "Naked"等々の数曲をSoundCloud上で出したり(そして引っ込めたり)していた。そして、この9月の最終金曜日というプレミアムなフライデーにて今回また新たなEPがお披露目となった。(ところで、プレミアムフライデーって今どうなっているの?) さらに2017年を締めくくるような『Club Atlantis』なるアルバムを発売するとアナウンスされている……が、恐ろしいほどの多作ぶりだ。ワーカホリックにはならないように!

コンセプトとして、5日間で完成されたという前作『Colours 2』に引き続き、今作はタイトル通り1週間で制作されたようだ。多くの音楽制作者やプロデューサーが指摘するように、現行ミュージックシーンで要求されるのは「如何に早く作れるか」ということだが、彼はその言葉の通りに曲制作に没頭しているみたいだ。この傾向は先輩Drake兄貴は勿論のこと、今年アルバムを2枚連続で発表したアトランタの伊達男=Futureにもいえることだろう。2017年上半期ヒットした名曲Mask OffのVerseでも "Intermission, never take a break= 休憩? 俺にはそんなものいらないぜ "と宣言している。

 

 

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(このBET AwardsのKendrickとの共演も記憶に新しい。圧巻。)

 

 

 

 

 

 

脱線してしまったが、本題であるパーティーネクストドアの新作に迫ろうと思う。え?この人誰だって?しょうがないなぁ…というわけで彼についての簡単な紹介からまずは入ってみよう。

 

 

 

 

 

 

Who's PartyNextDoor?

 

 

PartyNextDoor…カナダ出身、新進気鋭の24歳のアーティスト。Drake主宰音楽レーベル=OVO Soundの最初の契約アーティストで、2013年の初EP『PartyNextDoor』のデビューからこれまで4枚のEP、2枚のアルバムを発表している。また、他歌手の作品にもラップや歌で客演したり楽曲提供もしていたりと、自分の色を強烈に表現しつつ今支持が最も熱い音楽家の一人だと思う。

 

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そして、彼の楽曲提供で最も有名な作品といえば、Rihannaによる昨年の大ヒット曲 "Work"。

Drakeが後半ラップを噛ましたこの曲は、同じくドレイクの"One Dance"と共に昨年のダンスホール・レゲエムーブメントを巻き起こした名曲だ。この歌はリアーナの新たな代表曲にもなりつつ、PartyNextDoorの音楽性を一気に世間に知らしめたのだ。余談であるが題名のWorkの意味はジャマイカのスラングでSexを意味する。エッチばかり求める彼氏に対してウンザリしている女の詞なのだ。このような歌詞にも細かいこだわりを仕組んだことで、レゲエシーンでももてはやされ大ヒットに繋がったと予測できる。

 

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(より気だるいレゲエ風味が味わえるPartyNextDoor本人のWork Demo版。ドレイク兄さんのラップが多少違っていてその相違点を探るのも面白い)

 

 

 

こんな感じに軽く他己紹介をしたが、恥ずかしいことに私は彼のことに関してまだまだよく知らない。しかし、彼の近年の作品群はSoundCloud上にアップされており、そこでストリーミング再生して聴くことができる。

今回聴いてみて、驚くほどにその音楽スタイルは不変であった。3,4曲目にそれぞれHalseyとRick Rossが客演しているものの、彼の作家性はブレない。Keith Sweatも驚くであろうその"ブレなささ"は、同時にこの7曲という曲数・演奏時間にピッタリと収まる。独特な彼の憂鬱なサウンド上で魅力が凝縮され、十分その存在感を発揮している。ドロドロとしたビートから始まり、途中で得意のDancehallを挟む。Halseyのコーラスやアコースティックな曲調もこの新譜の良い風通しとなった。他方のRick Rossは彼の音楽に合わせるように、大人しめに参加している(笑)

 

さてはて、下半期に発売されるという期待大な新作アルバムはいかがなものか。

 

 

 

【参考文献】

前半でほんの少し説明した現行音楽業界の話はこちらでさらに詳細に書かれている。前述の内容は関ジャムでお馴染み 蔦谷好位置さんが、以前私が立ち読みした雑誌にて指摘していたことである。

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