トーマの休日 ~Toman Holiday~

映画&音楽を中心に

異端者、3"匹"

 

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蝙蝠、猫、ペンギン.....

 

 

 

ゴッサム・シティに跳梁跋扈するサーカスギャング団。畸形ゆえ捨てられた過去を持つ首魁ペンギンは、表の世界に乗り出すべく自作自演で自らの商品価値を高めていく。それに協力するのは、野心溢れる実業家マックス・シュレック。彼は発電所に細工をし、市の生命線を握ろうとしていた。

そんな計画に気付いた内気な秘書セリーナをシュレックはビルから突き落とす。猫の魔力で甦った彼女はキャットウーマンとして街に繰り出すようになる。ペンギンの企み、シュレックの野望を阻止する為に、そしてセリーナに惹かれながらキャットウーマンと争うべくバットマンは今宵も闇を走る。

クリスマスを舞台に怪人たちのサーカスは幕を開けた。

 

Wikipediaより

 

 

 

バットマン、私大好きだ。アメコミヒーローの中でも1番好きだ。理由は何個かある。1つ目は超能力を持たない生身の人間であること(まぁ超がつくほど凄い人間ではあるが)。2つ目は、彼の暗い過去。幼い頃に両親を殺される話だ。3つ目は、多くの魅力的な敵の面白さ。ヴィラン(敵)でさえも、超能力を持っている者はそんなに多くないが、その代わりにそれぞれが持つ狂気が武器なのだ。

 

 

さて、何故私がこの「リターンズ」が好きなのか?

その前に前作を振り返ってみよう。前作「バットマン」はティムバートン監督によるゴシックな雰囲気とポップなイメージを見事に融合させ、この映画のメインヴィランであるジョーカー(ジャック・ニコルソン)を際出せてバットマンと死闘を繰り広げさせた。紛れもないバートン印の名作だ。

そして「リターンズ」の後に続くのが「フォーエバー」と「Mr.フリーズの逆襲」という映画たちだ。この2作、まるで1960年代のテレビドラマシリーズ、あるいは、シリアス路線に入る前のコミック版を彷彿させるようなよりコミカルなバットマン映画なのである。この後この旧シリーズは中断して、ブランクを空け、リブートとして復活したのがかの有名な「ダークナイト三部作」だ。

以上が、簡潔なバットマン映画の歴史である。(初作「バットマン」の前には2本ほど別のバットマン映画があるがこの記事の説明では省いた。) どのバットマン映画シリーズも好きなのだが、「ダークナイト三部作」以前の旧シリーズの中ではこの「リターンズ」がお気に入りだ。

 

大好きなその理由は主にたった一つだ。映画では、バットマンキャットウーマン、ペンギンの三者三様の感情が密に描かれている。それぞれ各々の狂気を持ち、哀しい過去を持っている。その結末は観客に不思議な余韻を残す。私がこの映画を強く推す理由はそこにある。もちろん前作以上にアクションは充実していて、暗いがファミリー向けとして成立している。それだけじゃなく、前作以上に面白くなったのは、そのストーリーの暗さ・深さとさらなる人物描写にある。登場人物全員に哀愁が漂っていて、魅力的な物語だ。

 

是非ご覧になって欲しい。

 

 

 

 

 

(来年で25周年みたい...知らなかった。)